脳梗塞の方向け自分で出来る簡単ストレッチ
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南大阪地域(堺市・松原市・藤井寺市・羽曳野市・富田林市・大阪狭山市・河内長野市など)で健康保険を使った訪問リハビリ、鍼灸マッサージをしている南大阪訪問リハビリセンターです。
今回は、脳梗塞後遺症により麻痺している側の腕や指が固まらないように自宅で簡単にできるリハビリについてお伝えいたします。
脳梗塞後遺症発症後、できるだけ早期に行わなければならない患者様自身でできるリハビリの1つに麻痺した腕と手指のストレッチがあります。麻痺していない方の体を使って自分で行う訓練です。
脳梗塞、脳出血の麻痺は関節が固まりやすく、一度固まってしまうと動く範囲が狭くなり、元には戻らなくなります。そのため、肩から肘、手首、手指の関節を全てストレッチすることが重要になります。
このリハビリは、自宅で自分でできる簡単なリハビリです。訪問リハビリや、訪問鍼灸マッサージを受けている方も、きちんとできているかチェックしてもらう程度にして、できるだけ自分で実行するようにしましょう。
訪問リハビリ等を受けている場合、脳梗塞後遺症を患っている患者さん自身は、どうしても受け身的なリハビリになりがちです。
基本的に、リハビリは自分で動かせる関節はできるだけご自身で動かす方が良いです。
なぜなら、ご自身で自発的に動かす方が、ご自宅での日常生活の動作の向上(家事動作)につながる可能性が高くなるからです。
ただ、注意しなければならないのは、どうしても患者様ご自身で行うと無理なリハビリをしてしまいがちですので、時々訪問リハビリの先生などにきちんとできているかチェックしてもらう良いと思います。
それでは実際のストレッチのやり方をご紹介いたします。
1、肩と肘のストレッチ
①麻痺していない手で麻痺している方の手首を握る
②そのまま手を持ち上げる
③持ち上げた手を頭の方へゆっくり倒していく
2、肘のストレッチ
④麻痺している側の肘を直角に曲げる
⑤麻痺していないほうの手で、麻痺したての手のひらを上に向けたり下に向けたりする
3、手首と指のストレッチ
⑥麻痺していない側の手で麻痺している手の指を握る
⑦指を握ったまま伸ばす、手首が直角になるまで倒し指を伸ばす。そのまま20秒ぐらい伸ばし続け、緩めて5秒休む。これを繰り返す。
これらのストレッチを行う際は寝た姿勢で行う。肘、手首、手指のストレッチは座ったままでも可能であるが、肩に関しては、必ず仰向けに寝た姿勢で行う方が良いでしょう。
なぜなら、寝た姿勢で行う方が、腕を上に上げる際に無駄な力が入らずリラックスした状態で肩の関節を動かすことができるからです。
今回の記事が、脳梗塞後遺症の方が退院後、自分でできるリハビリを続けることで、少しでも生活動作の改善につながり前向きにリハビリに取り組むきっかけになれば幸いです。
何かご不明な点等ございましたら、いつでもお気軽にご相談ください。
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