合併症を伴う脳梗塞後遺症のリハビリ
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南大阪地域(堺市・松原市・藤井寺市・羽曳野市・富田林市・大阪狭山市・河内長野市など)で健康保険を使った訪問リハビリ、鍼灸マッサージをしている南大阪訪問リハビリセンターです。
今回は、合併症を伴う脳梗塞や脳出血後遺症のリハビリについてお伝えいたします。
脳梗塞に付随する障害は次の3つに分類されます。
(1)同時性障害
失語症やバランス障害などがあります。
(2)続発性障害
廃用によって起こる障害には
〇筋委縮(筋肉が痩せる)または筋力低下
〇骨粗鬆症、下肢の拘縮【股関節の外旋位拘縮(ガニ股状態で固まる)】
〇膝関節の屈曲位拘縮(膝が曲がった状態で固まる)
〇アキレス腱の短縮(縮まったまま固まる)
〇上肢の拘縮【凍結型(肩が固まる)、また肘・手首及び手指の拘縮)】
〇褥瘡
〇精神的および心理的な老廃などがある。
(3)既往性障害
〇末梢循環障害、高血圧及び糖尿病などのように脳卒中に関係のあるもの。
〇変形性股関節症、脚長差、側弯症あるいは陳旧性骨折による変形などの障害がある。
これらの筋骨格系の障害はたとえ軽微であっても、その矯正をしなければ、あるいは少なくとも患者を治療する上で考慮に入れなければ、歩行や身の回り動作を妨げることがある。
これらの障害の中で、特に鍼灸マッサージ師が対応できる障がいとして筋委縮または筋力低下、骨粗鬆症、下肢の拘縮(股関節、膝関節、アキレス腱)、上肢の拘縮(肩、肘、手首、手指)、筋骨格系疾患(変形性膝関節症、脚長差、側弯症)が挙げられる
以下、それぞれのリハビリ方法を細かく分けてご説明いたします。
〇筋委縮・筋力低下、骨粗相症の方へのリハビリのポイント
立ち上がりが困難な方へは、ベッド上にて施術者が患者さんの下肢(脚)に抵抗を加えた運動を行う。
立ち上がりが可能な方へは、昇降用ベッドに座ってベッドの高さを高くしてバーにつかまりながら起立着席運動の行なう。
〇下肢の拘縮、上肢の拘縮に対してのリハビリのポイント
できるだけ早期に、筋肉の表面をほぐしたり伸ばしたりすることで、関節を動きやすいように誘導して、少しでも関節の動く幅を広げてあげる。
〇変形性膝関節症、脚長差、側弯症などに対してのリハビリのポイント
変形性の骨関節症に対しては、鍼治療等で痛みを緩和し、サポーターなどを装着して早期にリハビリを行う。
脚長差や側弯症などに対しては、骨盤矯正や姿勢矯正などの整体技術で、体のバランスを改善し、少しでもリハビリがしやすいようにバランスを改善するように努める。
このように、体の歪みを整える整体技術を持った鍼灸師やマッサージ師であれば、脳梗塞のリハビリが行ないやすいように、体のバランスを整える施術を行うことができます。
今回の記事が、脳梗塞後遺症に合併する様々な障害を抱え、リハビリが思うように進まない方が、少しでもリハビリに積極的に取り組み、安心して在宅生活を送れるためのお役に立てれば幸いです。
当センターでは、鍼灸マッサージ師の資格に加え、柔道整復師の資格を所有している施術者も多数登録しているため、痛みの緩和には鍼灸治療、関節拘縮などの状態に対してはマッサージでの治療、脚長差や側弯症などの体の歪みに対しては整体の技術で対応し、脳梗塞脳出血のリハビリが行いやすいような体作りのサポートができます。
それに加えて、当相談室では在宅リハビリを専門とする理学療法士の先生や、脳梗塞脳出血のリハビリを専門とする理学療法士の先生から指導を受け、リハビリに関しても対応できるようにしております。
何か疑問点等がございましたら、いつでもご相談ください。
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